AIアートの登場で一部、論争が巻き起こっていますが、それについてChatGPTと討論したものを記事にしました。結果は、次のような要点に落ち着きました。
- AIアートの登場によって、人間は「感性」がより重要になる
- AIアートの氾濫によって、むしろアート作品の市場は透明性が高まる
- AIを活用することで、アーティストはより自由に表現を追求することができる
- 芸術の本質は人間の個性や感性である
- アーティスト自身が持つ感性や個性がAIに代替されることはない
- 多くの一般の人々によってAI作品を評価するプラットフォームが必要
以下は、その際のChatGPTとのチャットになります。
テキスト出力をするChatGPTを始めとして、画像を出力するAI、動画を出力するAIなどいわゆる”生成系AI”が続々と登場し、多くのユーザーにより様々なコンテンツがたくさん作成されています。
はい、近年、生成系AIの分野では驚くべき進歩があります。
自然言語処理分野では、GPT-3のような大規模言語モデルの登場により、より複雑で高度な文章や文章の自動生成が可能になりました。
画像生成の分野でも、GAN（Generative Adversarial Networks）と呼ばれる技術の進歩により、写真の修正や加工、または全く新しいデザインの生成などができるようになりました。
これらの生成系AIは、例えば映画やゲーム、マーケティング、アート、音楽、医療など、多くの分野で役立つ可能性があります。
イラストなどの絵画、音楽など、既存のアーチストの作品と遜色ないレベルの作品を誰でもAIで作れるようになりつつあります。
はい、生成系AIの進歩により、例えば画像生成の分野では、AIが独自に新しいデザインを生成し、そのデザインが人間によるものと見分けがつかないほどの精度で作成されることがあります。
また、音楽生成においても、AIが既存の楽曲のスタイルを学習し、新しい楽曲を自動的に生成することができるようになってきています。
しかしながら、AIによるアート作品の生成が完全に人間の創造力を置き換えることはできません。AIが生成した作品が良質なものであるとしても、人間の感性や感情、そして創造性はAIでは再現できないものがあります。
また、アーティストの芸術的な表現には、彼ら自身の人生経験や文化的背景などが反映されています。
そのため、AIが生成する作品は、あくまでもツールとしての利用に留め、アーティストの創造力や芸術性を高めるための支援的な役割を果たすことが望ましいでしょう。
あなたは今「アーティストの芸術的な表現には、彼ら自身の人生経験や文化的背景などが反映されています。」とおっしゃいました。
ようするにアート作品を作成する過程は、絵を描いたり楽器を演奏したりする技術による「出力部分」と、一体何が上質な芸術なのかという理解に基づいた「感性」の2つから構成されている、ということではないでしょうか？
であるからこそ、「感性」の部分の能力レベルにかかわってくる「アーチスト自身の経験」が重要である、ということになりませんか。
はい、その通りです。アート作品を作成する過程には、技術的なスキルだけでなく、アーティスト自身の感性や経験が重要な役割を果たします。
芸術的な表現には、アーティストの感性や経験に基づく独自の視点や思考が反映されています。そのため、アーティストの個性や経験が作品に現れることが重要であり、AIによる作品生成では再現できない部分があります。
AIは、これらの感性や経験を持たないため、アーティストが持つ個性や感性を完全に再現することはできません。
つまり、アート作品の作成過程における「出力」の部分を請け負っているのが生成系AIであるということですね。
はい、AIはアート作品の生成において、あくまでも「出力」の部分を担当するツールとして利用されます。AIは、ある程度のルールやパターンを学習することができますが、それ以上のものは自律的に生成することはできません。
アーティストの創造力や感性をAIが完全に代替することはできませんが、AIを利用することで、アーティストが自由に表現するための新しいアイデアを生み出したり、制作プロセスを支援することができるかもしれません。
では、生成系AIに出力を「丸投げ」できるようになった今、アート作品の作成過程で人間に特に必要とされるのは「感性」の部分になったということでしょうか。
はい、生成系AIに出力を「丸投げ」できるようになった今、アート作品を作成する過程で人間に特に必要とされるのは、「感性」の部分であると言えます。
AIがルールやパターンを学習して生成した作品でも、それが芸術的な表現として認められるかどうかは、人間の感性や評価によって判断されることが多いです。
また、アート作品を作成する上で、AIには代替しきれない人間独自の感性や個性、経験が必要とされます。アーティストが持つ感性や独自の視点によって、より深い感情や思考を表現し、作品にアイデンティティを与えることができます。
AIによる作品生成は、アーティストの創造性を支援することはできますが、アーティスト自身が持つ感性や個性がAIに代替されることはないと言えます。
なるほど。では逆に「生成系AI以前」の時代においては、アート作品の作成過程で「出力」と「感性」両方の能力の高さが求められていた、ということですね。
はい、その通りです。生成系AIが登場する以前のアート作品の作成過程では、「出力」と「感性」の両方の能力が重要視されていました。具体的には、アーティストが持つ芸術的な感性や創造力によって、アイデアやコンセプトを生み出し、技術や表現方法によってそれを具現化することが求められていました。
そのため、アート作品を生み出すためには、芸術的な感性と技術的なスキルが双方ともに必要であり、どちらかが欠けてしまっても、高品質な作品を生み出すことはできませんでした。
しかし、生成系AIの登場により、「出力」の部分はAIが担当することができるようになり、アーティストはより自由に表現を追求することができるようになりました。
これ何度見ても好き。"人とテクノロジーの関係"を素晴らしく的確に表現してる。 https://t.co/C3eQ0DDchm
— 宮坂 / miyasaka (@miyasaka) April 24, 2023
「絵は上手いけれど売れなかった漫画家が、脚本家をつけたら大ヒット」
「音痴だけれどヒット曲を連発したミュージシャン」
これまでも存在した彼らのようなアーチストは、「出力と感性」の観点からはどう説明できるでしょうか？
これらの例において、アーティストの「出力」と「感性」のバランスが問題となっていたと言えます。
「絵は上手いけれど売れなかった漫画家が、脚本家をつけたら大ヒット」という例では、漫画家は技術的なスキルや表現力に優れていたが、ストーリーテリングやキャラクター造形など、物語を構成するための「感性」が足りていなかった可能性があります。
脚本家を加えることで、物語の構成やキャラクターの心理描写などを補完し、より魅力的な作品に仕上がったと言えます。
一方、「音痴だけれどヒット曲を連発したミュージシャン」の例では、技術的なスキルには欠けていたものの、その代わりに独自の感性やセンスを持っていたため、新しい音楽スタイルやサウンドを生み出し、人々を魅了することに成功しました。
つまり、「出力」と「感性」はどちらも重要であると言えますが、アーティストの強みや弱み、個性によってそのバランスは異なってくるものです。
また、他のアーティストやクリエイターとのコラボレーションや、他の分野の専門家のアドバイスを取り入れることで、より高品質な作品を生み出すことができる場合があります。
なるほど。そうした例から考えると、「アーチストの資質」において、「感性」の方が「出力」より重要性が高い、と言えそうですね。
はい、そう言えます。もちろん、アーティストに必要なのは出力能力だけではありません。ただし、出力能力が高くても、感性が欠如していると、単なる模倣者になってしまう可能性があります。
一方で、感性が高くても出力能力が低い場合、その表現が正確に表現されない可能性があります。
つまり、アーティストにとっては、感性と出力能力の両方が必要ですが、そのうちの重要性が高いのは、人間独自の感性の方だと言えるでしょう。
となると、「AIに人間の雇用を奪われる」と不安を覚える人々も多いですが、実のところ、AIが世の中に普及すると、人間社会では「人間的な感性」がより必要とされるようになり、昔より情緒的には豊かな社会になるのではないでしょうか。
AIの発展によって、仕事の多くが自動化され、人々の仕事の内容や役割は変化していくことが予想されます。しかし、AIによって自動化されるのは単純な作業やルーチンワークが中心であり、複雑なタスクや感性が必要とされる仕事には人間の存在が必要とされるでしょう。
感性が必要とされるアート分野においても、AIによる出力が増える一方で、芸術の本質である人間の感性を表現するために、より高い感性が求められるようになるかもしれません。また、AIが出力を担当することで、アーティストたちはより深い表現に集中することができるかもしれません。
また、AIが進化することで、より高度な感性や創造力を持つ人材が求められるようになることは確かです。感性に重きを置く芸術分野においても、AIが発展することで、人間の感性に対する理解や洞察力がより重要となり、人間の能力を高めることが求められるでしょう。
誰もがAIに出力を任せることによって高品質なアート作品を作成できるようになると、それをNFTとして販売する人々も激増するのではないでしょうか。
AIによって容易に高品質なアート作品が作成できるようになると、価値の高いアート作品を手作業で制作しているアーティストたちの価値は相対的に低下する可能性があります。
ただし、アート作品の価値は単に品質だけでなく、作品に込められた意味や背景、アーティスト自身の人間性など、様々な要素から成り立っています。
AIが生成した作品には、アーティストの個性やストーリー性などが反映されていないため、それだけでは市場価値が高くならない可能性もあります。
「何を言ったかではなく、誰が言ったかが重要視される」という話と似ていますね。「アート作品そのものではなく誰が作ったのかが重要視される」というのはこれまでの芸術品の相場でもそうだったのではないでしょうか。
はい、確かにそうです。アート市場では、同じような作品でも作者の知名度や人気度によって価値が大きく変わることがあります。
例えば、若干の絵画技術しか持たない有名人が何も考えずに描いたスケッチが、技術のあるアーティストが描いた作品よりも高値で落札されることがあるのです。
それは本当に「芸術の価値」を理解していることになるのでしょうか？ けっきょくのところ、アート作品そのものではなく「ブランド、信用」を買っていることになりますよね。
その通りです。芸術作品においては、作品自体の価値だけでなく、その作品を制作したアーティストの名声や信用、作品が持つ歴史的・文化的背景などが価値に影響を与えることがあります。
これは、芸術作品を「商品」として扱う現代のアート市場においてよく見られる傾向であり、価値の決定にはそのように様々な要素が関わっていると言えます。
しかし、アート作品の価値を単に「ブランド、信用」としてしか評価しないことは、芸術作品自体の本当の価値を見失うことになる恐れがあるとも言えます。
芸術作品を「商品」として扱う現代のアート市場、とはようするに、社会的な地位の高い人々、パトロンなどの富裕層がアート作品の価値を決定してきたということですよね？ AIアート作品が増えればこのような状況が改善できる可能性があるのでしょうか。
AIアート作品が増えることにより、アート市場が変化する可能性はあります。AIアート作品は、技術的な面での優位性があるため、新しいタイプのアート作品や、従来のアート作品とは異なる美的体験を提供することができます。
また、AIアート作品の生産プロセスは、従来のアート作品と比較して短時間で作成できることがあります。これにより、アーティストがより多くの作品を生産し、芸術品をより多くの人々に販売できる可能性があります。
AIアートが新しいタイプのアート作品を提供することで、アート市場が多様化し、より多くの人々が芸術に触れる機会を得ることができるでしょう。
しかし、AIアート作品に対する評価基準はまだ確立されておらず、市場価値が不透明な状況でもあります。
なるほど。AIアート作品が氾濫することによって、「芸術とは何か」という本当の価値評価につながる可能性が高いということですね。これまでの社会では、アート作品の価値は一部のエスタブリッシュメント層によって主導的に決定されていた状況が改善できる。
そうですね。AIによって作られた作品は、従来のアート作品とは異なる新しいジャンルのアート作品として位置づけられることが考えられます。そのため、従来の芸術作品と同様に、価値がどこにあるのかを明確に評価することが必要となります。
その結果、より多様な人々がアート作品の価値を評価することが必要になり、社会的な地位の高い人々だけがアート作品の価値を決定するという従来の状況が改善されるかもしれません。
逆に、これまでの社会において、パトロンなどの富裕層ではなく、庶民レベルによって評価され、その芸術的価値が認められた作品の例は存在するのでしょうか？
もちろん存在します。実際、歴史的に見ても、庶民が愛した芸術作品や文化は数多くあります。例えば、古代ギリシャの民衆が観賞するために作られたコメディーや、日本の江戸時代の浮世絵などがその代表例です。
また、庶民的な音楽ジャンルとしてブルースやジャズが生まれ、人々に愛されるようになったのも、富裕層の後援を受けるよりもむしろ庶民の支持によるものでした。
庶民が愛した作品は、しばしばその時代の風俗や価値観を反映していることがあり、社会的にも重要な役割を果たしてきたと言えます。
では、そういった例をAIアート作品について再現するにはどのような方法が考えられるでしょうか？ ビジネスチャンスがそこに眠っていると考えられると思うのですが。
AIアート作品において、一つの可能性は、広く一般の人々が作品を評価するプラットフォームを作ることです。例えば、オンラインの投票システムを使って、アート作品のランキングを決定することができます。これにより、芸術家の経歴や背景に関わらず、一般の人々がアート作品の価値を評価できるようになります。
また、AIアート作品を利用して、広い層の人々が自分たちでアート作品を作ることができるようにする方法も考えられます。例えば、アート作品を作成するための簡単なツールを提供することで、誰でも手軽に作品を制作し、投稿できるようにすることができます。そして、一定の人気を得た作品には、AIを使って自動的に価格を決定する仕組みを作ることもできます。
このような方法を活用することで、広い層の人々がアート作品の価値を決定し、AIアート作品を広く普及させることができるかもしれません。
しかしAIを使えばimg2imgのような機能で、AIアート作品の類似品を誰でもすぐ手元で作成できてしまいますよね。アーティストがアート作品を売ることで収益をあげるのは難しくなっていくのではないでしょうか？
確かに、AIによって生成されたアート作品の類似品が容易に作成できるようになることは、アーティストにとって新たな課題を生むかもしれません。ただし、アート作品の本質的な価値は、単に似せることができるかどうかではありません。
たとえば、アーティストの個性やクリエイティブなアイデア、背景や思想など、アート作品には多様な要素があります。また、アート作品は、鑑賞する人の感性や価値観によって異なる評価がされることもあります。そのため、単に似せるだけでは、本物のアート作品とは異なる評価を受ける可能性が高いと考えられます。
一方で、AIを使ったアート作品の創作プロセスは、アーティストにとって新しい表現の手段となる可能性があります。AIと人間の創造性を融合させた新しいアート作品の創作が進むことで、新しいビジネスチャンスが生まれるかもしれません。
「アーティストの個性やクリエイティブなアイデア、背景や思想」がアート作品の差別化の条件となるとすれば、昔のパトロン的なファン層を広く一般から獲得することがこれからのアーティストには必要になるということですね。
つまり、アート作品を切り売りするというより、サブスク的なビジネスモデルになるしかなくなるのではないでしょうか。
確かに、個性やクリエイティブなアイデア、背景や思想など、アーティスト自身が持つ要素がアート作品の差別化の条件になってきます。そして、その要素がファン層を広く一般から獲得するための鍵になります。
アーティストがファン層を広く獲得するためには、SNSやオンラインストア、クラウドファンディングなどを駆使した戦略が必要になるでしょう。また、サブスクリプションモデルによるビジネスも一つの手段になるかもしれません。
アート作品の価値を維持するためには、アーティスト自身の独自性やクオリティ、ファンとのコミュニケーションなどが重要になってきます。
では「アーティスト自身の独自性やクオリティ、ファンとのコミュニケーションなどを重要視した」プラットフォームビジネスを構築すれば良さそうですね。具体的なプランは何か提案していただけるでしょうか？
はい、いくつか提案があります。
- アーティストとファンのコミュニケーションを重視したプラットフォーム
アーティストとファンが直接コミュニケーションを取り合えるようなプラットフォームを作ることで、アーティストの個性や思想、制作過程などをファンにアピールしやすくなります。また、ファン側もアーティストとのコミュニケーションを楽しめることで、作品に対する愛着が深まり、継続的な支援をしやすくなるでしょう。 - アーティストが自由に作品をアップロードできるプラットフォーム
アーティストが自由に作品をアップロードできるプラットフォームを作ることで、多様なアーティストが参加しやすくなります。そのため、独自性やクオリティの高い作品が生まれやすくなります。 - サブスクリプション型のビジネスモデル
アーティストが定期的に新しい作品を提供し、ファンは定額でその作品を楽しめるサブスクリプション型のビジネスモデルを採用することで、アーティストの収益を安定的に確保することができます。また、ファンも定額で気軽に作品を楽しむことができるため、ハードルが下がり、アーティストとファンの距離が近くなります。
以上のようなプラットフォームやビジネスモデルを構築することで、AIアート作品が氾濫する中でも、アーティストの独自性やクオリティ、ファンとのコミュニケーションを重視したアートビジネスを実現することができます。
「アーティスト自身の独自性やクオリティ、ファンとのコミュニケーションなどを重要視した」サービスについて、これまでの世の中にはなかった切り口で提案できる画期的なものはありますか？
現在のアート市場の課題を解決する画期的なアプローチとしては、アーティストとファンを直接つなぐマーケットプレイスやプラットフォームを提供することが挙げられます。
例えば、アーティスト自身が作品を直接販売できるオンラインショップを提供し、ファンとのコミュニケーションや作品制作の裏側を共有するコンテンツ配信サービスを組み合わせることで、より直接的な関係性を築くことができます。
また、アーティストとファンが一緒にアート作品を創り上げることができるプラットフォームや、アーティストが作品の制作プロセスをライブ配信するサービスなども提供することができます。
さらに、ブロックチェーン技術を活用して、作品の所有権や流通経路を透明化することで、アーティストとファンの信頼関係を構築し、作品の価値を高めることができるかもしれません。
