アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)は、F-16戦闘機を自律飛行できるようにするAIエージェントを開発し、実験飛行を行いました。
試験飛行では、念のために操縦士が搭乗していましたが、実際にパイロットが介入する必要はありませんでした。
試験では、AIによるF-16の離着陸や空中戦の飛行データが収集され、信頼性が高いことが判明しました。
追加の実験飛行では、敵との空中戦や大規模な戦闘管理タスクに焦点をあてる予定とのこと。
この技術が進めば、アメリカ軍はパイロットを危険から守りつつ、長時間にわたって遠隔操作による攻撃が可能になります。
これに対し、中国軍やロシア軍の戦闘機は、まだ有人でありパイロットの命を守る必要があるので、軍事力で大きな差がつくことになりそうです。
もちろん、中国軍やロシア軍も対抗してAI戦闘機の開発を推進することでしょうから、将来的にAI戦闘機同士の戦いが起きる可能性が現実味を帯びてきました。