あっという間に世界で1億人以上のユーザーを獲得したChatGPTが世界中で話題になっていますが、Facebookのメタ社が開発中の人工知能「CICERO(シセロ)」の性能が非常に高いと密かに注目を集めているようです。
ChatGPTで驚いているなら、Meta(Facebook)のAI「CICERO(シセロ)」には腰を抜かすよ(解説者:DAO総研 Co-Founder 湯川 鶴章さん)
恐らくローマの哲学者、政治家のキケロが名前の由来になってるであろうこの人工知能、その性能をChatGPTと比較すると、
という違いがわかります。
CICEROはすでにディプロマシーという戦略ゲームで、世界チャンピオンに勝利しているので、ChatGPT同様にかなり成熟した段階にあるAIと言えますね。市場に投入され、利用される日も近いのではないでしょうか。
CICEROはゲームの中で、同盟を組む相手を正しく決めたり、信頼関係を醸成したり、すぐれた戦術の提案をしたり、すべての国と対話を継続したりすることができたということから「人間と共同作業ができるAIである」ということがわかります。
さらに開発チームは当初、CICEROを嘘をつくこともできるようなプログラムにしていたのに、CICERO自身が最終的には誠実さに特化することで勝率を上げる選択をした(!)という点にも注目です。
それを見た当該ゲームの世界チャンピオンのGoff氏は、CICEROは誠実さや協調性を持ったAIであるため、人々が協力し合うことが必要な環境で大活躍するのではないかと語ったとのこと。
ChatGPTよりさらに人間らしく、人間に望ましい振る舞いで活躍してくれるAIになることが期待されますね。
しかしこれが人型ロボットに搭載されるようになったら、人間が仕事をする必要はなくなるかも?